新ためてお金の大切さを考えてみよう|お金の教室
夏も真っ只中、みなさんどのようにお過ごしですか?
カナダの夏は、クーラーなしで大丈夫、木陰に入れば涼しい、ほんとに過ごしやすい快適な夏をおくらせていただいていました。去年までは。
今年はそのクーラーなしでも快適という、甘やかされた生活も打ち砕かれ、室内30度から35度を超える日が1ヶ月以上も続いて、何十年ぶりの夏バテを経験しております。
流石に昨日アマゾンでクーリングユニットと呼ばれる扇風機のようなクーラーをワンクリックでポチッとしてしまいました。
これで残暑には対応していこうと思います。
K字経済とは
では、今日のお話です。
みなさん K字経済という言葉を知っていますか?
K字経済とは富裕層と貧困層の経済格差など経済の二極化が進む状態のことをいいます。
所得階層別に収入や貯蓄の増減などをグラフ化すると、上下に開くK字を描くことから名付けられたそうです。
こちらのグラフはアメリカの所得格差をグラフにしたものですが、コロナ禍が長期化する中、低賃金労働者ほど雇用環境が悪化し、株高の恩恵を受ける富裕層に富が集中する現象が日本を含め世界的に広がっています。
そして、このK字経済は学歴の差における雇用でも鮮明になっています。
そして、所得や学歴に格差が出てくるということは
それぞれの環境から得る知識や情報も二極化していきます。
知識や情報に差が出れるということは、もちろん人脈も二極化するということです。
人脈、人が二極化していくということは、社会全体が二極化していく。
これはとても深刻な問題で、民主主義、資本主義を崩してしまうほどの問題です。その規模は世界全部というほどのモノなので私一人がどうこうできる問題ではありません。
経済学者や各国の政治家たちはなんとかしようとあれやこれやと政策を打っていますが、一度加速してしまった世の中の流れはそう簡単に変えることはできません。
世の中が二極化する中で気をつけるべきこと
ではどうすればいいのでしょうか?
大変な事態に巻き込まれている私たちは、ただ他人事だと言って傍観しているだけで良いのでしょうか?
みんなできることなら、富裕層の方に入りたいし、自分の生活がそこまで落ち込んだ気もしないから、私は大丈夫と思っている人が大半ではないかと思います。
なぜなら、私たちのほとんどは中間層と呼ばれるところにいるからです。
先程のグラフでいうと、K字の間に位置する人たちです。
二極化しているというのは、いきなりどこからか富裕層と呼ばれるお金持ちや貧乏な人が出てきてその数が増えてるよ、ということではありません。
真ん中にいた中間層の人たちが上抜けたか、下に降ったか、ということなんです。
自分は上に登っているのか、下に降っているのかよく考えてください。
この差は一夜にして起きるわけではありません、茹でガエルのようにジワジワと襲ってくるものなので、気がついた時にはもう取り返しがつかない格差がついてしまったとなりかねません。
もう一度、お金と向き合ってみる
では何に気をつけて、どんなことをすれば良いのでしょうか?
私はお金のことがとても身近で顕著にあらわれている違いがあると思います。
私はまず、お金に対する先入観を確認すべきだと思います。
自分はお金に対してどう思っているのか?
富裕層の方と貧乏人の方を比べた時、よりお金が必要なのは貧乏人のように思いますが、
貧乏人の方が、「金が全てじゃない」などと言ってお金を粗末に扱っていることが多く見受けられます。
富裕層の方は、お金を粗末に扱っても何も豊かにならないことをよく知っているので、お金と向き合い、どう使うのがいいのか?どうすればお金と上手く付き合えるかをよく考えて、お金をとても大切にしています。
人によっては、富裕層にも入りたくないし、貧乏にもなりたくないから、中間層の今のままでいいと現状維持を望む人も多いと思います。
しかし、現実というものは残酷で、都合のいいところで止まっておくなんてことはあり得ません。
そんなことができれば、誰だって若いまま、お金があるままで止まっていればなんの問題も起きないのですが、何もしなければ、老化は加速する一方で衰えていくことしかありません。
お金も何もしなければ、減っていき、今より貧しくなることは間違いないです。
何も恐れることはありませんが、やはり自分はどこにいて、どんな環境の中で、何をしているのかを客観視することはとても大切だと思います。
そうすればこの先どうすればいいのかと行動する先が少しは見えてくるのではないかと思います。
今日のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このブログを通してみなさんのお役に少しでも立てれば光栄です。
このご縁に感謝いたします。
松立 美香
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