最近息子がバイトを始めました。まだまだ見習い中で、親としてはどれぐらいちゃんと仕事ができてるのか、全く想像できませんし、雇ってくれたオーナーさんや仕事を一つ一つ教えてくれているスタッフさんには、迷惑をかけてるんではないかと申し訳なくなる気持ちと、初めての社会人経験をさせてもらえてありがたいと思う感謝の気持ちでいっぱいです。（ただの親バカです。すみません^^;）

 

そして本人は１００％必死で頑張っているといって言います。そして、毎回バイトに行くたびに新しいことを教えてくれるみたいで、「今日はこんなことやったよ。」と嬉しそうにそして自慢げに話してくれます。レストランのキッチンの皿洗いから少しずつ調理も教えてもらっているみたいです。

 

そしてそんなお兄ちゃんの自慢話を毎週聞いている妹は、お兄ちゃんが羨ましいのと、お兄ちゃんが作ってるレストランのメニューってどんなものか見てみたい、食べてみたいと、興味津々で、お兄ちゃんが仕事にいってる時にわざわざ私と娘はそのレストランに食事に行く、みたいになっています。そして今度は、そんな贅沢をしている私と娘の姿をみると息子も仕事ではなくお客さんとしてレストランい行きたい、あのメニューの一品を食べてみたいなど、レストランや食、包丁の裁き方などいろんなものに興味がわくようです。

家族の出来事をお金で追ってみる

 

今日は、こんな家族の出来事の中にお金の流れを加えて考えてみました。

 

息子が働いて＄５０を稼ぐ。

母と娘は食事代で＄５０使う。

息子がまた働いて＄５０稼ぐ。

母と息子が食事代で＄５０使う。

 

家族という単位でみると息子が稼いだ＄５０は食事代の＄５０で使っているので、家族内でのお金の量はプラマイ＄０です。

息子は＄５０稼いでるけど、食事代の支払いはしていないので息子の持ち金は＄５０x２＝＄１００　増えました。

母は、娘と食事に＄５０、息子と食事に＄５０を使ったので、母の持ち金は＄５０x２＝＄１００　減りました。

つまり家族内のお金の量はプラマイ＄０で変わっていないけど、母の持ち金＄１００　が息子の持ち金＄１００　にすり替わっています。

 

トリックの裏にある隠された意味

 

このトリックの裏にはたくさんの価値のある意味が隠されています。

 

一つは、母が自分の持ち金＄１００　を息子にお小遣いとして＄１００ただ与えたものではない、息子が自ら稼いだ＄１００である。

そしてそれプラス息子は、仕事で得た、知識、スキル、経験が増え、これは母がいくらお小遣いをあげても息子が自分の時間を使わない限り得られるものではありません。

 

次に母が＄１００を使ってレストランで食事をしなければ、家族内のお金は＄１００増えたのではないか？と思う人もいるのではないかと思います。

 

これも大切なポイントで、確かにその通りです。

 

もしあなたが今＄１００を使う必要がないと思えば、貯めて置くのが良いかもしれません。

 

でももし母がレストランで娘と食事をしなければ、娘はお兄ちゃんの話している職場、お兄ちゃんが作り方教わったよと自慢していた料理、を体験として知ることはありません。

 

息子もあえて自分が働いているレストランで食事をすることによって、色々な気づきが得られると思います。

 

お金が本当の価値を見出す時はいつ

 

お金は貯めるだけでは役に立ちません。お金は使った時に初めてお金の価値が発揮できます。

 

何にお金を使うのか？

 

私は母として自分の使った＄１００が娘と息子の人生の経験となって残ってくれるのであればこれほど光栄な出費はないなと改めて思いました。

 

皆さんもお金を使う時、ものモノの値段や価値をみるのも大切ですが、このお金で自分はどんな経験ができるのか？誰にどんな経験を与えてあげられるのか？を考えると、もっともっと意味のあるお金の使い方ができるのではないでしょうか？

 

買うべきものは経験ですよ（笑）

 

今日のメルマガを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

このメルマガを通してみなさんのお役に少しでも立てれば光栄です。

このご縁に感謝いたします。

松立　美香

まだ「親が子供にできるお金の１７のレッスン　無料講座」を見ていない方はこちらから

親が子供にできるお金の17のレッスン　無料講座

 

お金のレッスンメールマガジンではブログでは言えないお金についてのレッスンを配信しています。